ここ数年で大ブームの「発酵」食品
ロバートの馬場ちゃんも書籍
『教養としての発酵』を出版されているほど!
世界が真似できない日本の発酵技術は凄い!
お味噌はもちろん、お酢や醤油、塩麹
納豆などありますが
そのなかでも”飲む点滴”といわれる美肌と栄養価の高い甘酒は
市販のものでもいろんな種類があります
手軽に買える市販の甘酒も良いのですが
やはりフレッシュな手づくり甘酒をお勧めします!
今回は、市販の甘酒と自家製手づくりの甘酒の違い
甘酒の美肌、アンチエイジング効果と
太らない飲み方、一日の摂取量と飲むタイミングを紹介します
市販の甘酒と自家製(手作り)甘酒の違い
![](https://muuton.com/wp-content/uploads/2024/05/240_F_188164584_BRg3dPYTvxVZg0pdlmjbXEHQPW0MrPhs.jpg)
一般的な市販の甘酒は加熱処理をしている
スーパーなどで販売されている甘酒は
品質を安定・安全な状態で流通させるために
「火入れ」という加熱殺菌処理がされています
生の甘酒のままだと、どんどん発酵が進んでいってしまうためです
【加熱殺菌処理をすることによって失われるもの】
・熱に弱いビタミンが失われる
一部熱に弱いビタミンが加熱することで失われてしまいます
・酵素が失活
酵素は60℃を超えると失活します
そのため、市販の甘酒には生きた酵素は入っていないのがほとんどです
「甘酒」は糀の出す酵素による発酵が
”飲む点滴”と言われるほどの栄養素が豊富な要因です
ですので甘酒の本来の効果が弱くなってしまいます
しかし、加熱前に糀が作り出した副産物
熱に強い「オリゴ糖」や「ビタミンB」などの成分は
残ってくれるので
プラス効果が無いという訳ではありません!
でも、せっかくだから
フレッシュな「生の手づくり甘酒」を!
私は「発酵」のオンライン講座を受講してから
「発酵」の奥深さに感動!衝撃を受け
醤油やお味噌、お酢などの選び方が変わりましたが
何と言っても市販の「甘酒」と生の甘酒の違いに驚き
ヨーグルトメーカーを購入し、塩麹をつくったり
フレッシュな生の自家製甘酒をアレンジして楽しむようになりました
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3Z74JS+89OR8Y+4N8K+1BNYOX)
最近は白米ではなく、いろんな種類の甘酒をつくっています
先日は
玄米と豆類、黒ごま、きな粉を加えて甘酒を作りましたよ!
写真は、発酵前の米麹と水を混ぜた状態
![](https://muuton.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_8085.jpg)
出来立てのあったかいのが一番美味しいんです!
また、ダイエットしていることもあり
G1値の低いライ麦オートミールでも「甘酒」をつくりました
(GI値とは食後の血糖値の上昇を示す指標)
「ライ麦オートミール甘酒」にも黒ゴマやアーモンド粉末を入れて!
ライ麦オートミールは、ハチミツなどの甘味料代わりに
ヨーグルトにかけて食べるのがお勧め♪
更に血行促進アンチエイジングにも効果的なシナモンもトッピング
![](https://muuton.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_8044.jpg)
バナナなどフルーツを入れて朝食やおやつにちょうどいい♪
豆乳に混ぜても美味しそうです!
甘酒の美肌・アンチエイジング効果
手づくりの甘酒には、美肌・アンチエイジング効果
健康効果に抜群の成分がたっぷり入っています
様々な効果が期待できる甘酒ですが
大きな効果はこちらです
1.甘酒の肌の保水・保湿効果
甘酒には肌の保湿力を向上させる効果がある
という研究報告があります
麹に含まれる『N-アセチルグルコサミン』が
コラーゲンやヒアルロン酸の合成促進、
角層水分量増加に効果があるとされています
2.毛穴のたるみ抑制効果
甘酒にたるみ毛穴の抑制効果が認められたという実験結果があります
35~49歳の便秘気味で肌荒れが気になる女性20名で、
5週間に渡り
酒粕と米麹入り甘酒を飲み続けた10名、
飲まなかった10名の肌の変化を比較した実験で
甘酒を飲み続けた群は飲まなかった群に比べ、
毛穴たるみ率の変化量が有意に減少しました
この実験から、酒粕と米麹を使用した甘酒を摂取することで
毛穴たるみの抑制効果が期待できることが示されました
3.目の下のクマの改善
こちらも甘酒による
目の下のクマの改善効果が認められた実験結果があります
![](https://muuton.com/wp-content/uploads/2024/05/240_F_503671561_0jdkkNnml3LyM0pyPpG7NZpD3OaeeB3x-1.jpg)
40~60代の女性17人で
一か月間に渡り、朝晩の2回甘酒を飲んだ群、
甘酒風味飲料を飲んだ群に分け
肌の明るさ変化を調べた実験で
甘酒を飲んだ群は、
甘酒風味飲料を飲んだ群に比べ、
目の下のクマに明確な改善が認められたという結果になりました
甘酒を飲んだグループには、
飲用後に皮膚の表面温度が上昇する現象が確認されていたことから
甘酒に含まれるアミノ酸の影響で皮膚の血行が促進され、
老廃物が排泄されることで肌色が明るくなり、
目の下のクマの改善に役立つのではないかといわれています
また、L-アルギニンやアデノシンの成分が、
血行不良によるクマを薄くしてくれる可能性も!
4.甘酒のアンチエイジング効果
甘酒には、抗酸化作用のある
「フェルラ酸」という成分が含まれています
フェルラ酸が、老化の原因となる活性酸素を消去し、
細胞の新陳代謝を促すことで、肌の老化を防ぐことが期待できます
5.甘酒の便秘改善・腸活効果
甘酒には、食物繊維とオリゴ糖が豊富に含まれています
これらの成分が、
腸内の善玉菌を増やしてくれる為、
腸内環境を整えてくれます
更に、不溶性の食物繊維も含まれているので、
腸を刺激し排便を促すことで、
便秘の予防や改善にも繋がります
ビタミンB群も豊富なため肌のターンオーバーも促してくれます
甘酒の太らない飲み方・飲むタイミングと一日の摂取量
美容と健康効果の豊富な甘酒は
毎日続けて飲む方が効果を実感出来るのですが
一度に飲む量と一日の摂取量に気をつける必要があります
それは「血糖値」の急激な上昇を抑えるためです
一度に飲む量
おちょこ1杯分くらいがお勧め
食前酒くらいのイメージです
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甘酒の成分はブドウ糖が主体です
ブドウ糖は分子がとても細かい糖なので
すぐに吸収してしまいます
吸収されると
血管のなかの血液中の糖の量が急激に上がってしまい
大量のインスリンが分泌されると
痩せにくい体質になってしまいます
更にインスリンの乱降下を繰り返すと
膵臓の機能が弱ってしまい糖尿病になってしまう
可能性もあるそうです
血糖値の急上昇を避けるために
「おちょこ一杯」くらいであれば
空腹時に飲んでも血糖値は上がりにくいのでお勧めです
甘酒の一日の摂取量
毎日続けてのんだ方が効果を実感できる甘酒ですが
カロリー、糖分を獲り過ぎない
という観点から
1日に200mlを上限として摂取することをお勧めします
だいたいコップ1杯分くらい
甘酒の濃度にもよるので一概にはいえないのですが
薄めの甘酒でこの量を目安にしていただけると良いですね
甘酒の飲むタイミング
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本来は、夏に冷やしてのむ甘酒ですが
あたためる場合は60℃以上上げないように気をつけましょう
飲むタイミングとしては
食べる前に飲むと消化を助け
食後に飲むと食べたものの消化をよくしてくれるので
どちらでもOK
空腹時や汗をたくさんかいた後は吸収率が良いので
お勧めですが一度に飲む量に気を付けてくださいね
また、
お酒をのむ方はお酒をのむ前に飲むと悪酔いを防ぐそうです!
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3Z74JS+89OR8Y+4N8K+1BNYOX)
【まとめ】市販の甘酒より自家製甘酒を!美肌効果と太らない飲み方一日摂取量や飲むタイミングでアンチエイジング
今回は、市販の甘酒と自家製手づくりの甘酒の違い
甘酒の美肌、アンチエイジング効果と
太らない飲み方、一日の摂取量と飲むタイミングをまとめて紹介しました
市販の甘酒は、流通の過程で品質を安全・安定させるために
「火入れ処理」をしている
そのため、甘酒本来の美肌、健康に有効な成分のほとんどが
失われているので、折角のむなら自家製手づくりの甘酒がお勧め!
甘酒の美容、アンチエイジング効果は
様々な研究の上に実証されている
甘酒の太らない飲み方や一日の摂取量は
一日200mlコップ一杯程度を上限として
1回に飲む量はおちょこ1杯分くらい
飲むタイミングとしては
食前、食後どちらでもOK
空腹時は吸収率が高く、
お酒をのむ場合は先に飲むと悪酔いを抑えられる
甘酒をはじめ「発酵」の奥深さを学ぶことは
日本の古くから培われた技術の素晴らしさを知ることにもなり
とても楽しいです!
これから
美と腸活で「アンチエイジング」生活に活かしていきたいと思います
最後までお読みいただきありがとうございました。